現在XNAでプログラミング中のツール
XNA Game Studio 4.0ベースで個人的に開発を進めているプロジェクトがあります。そのこともあり、ここのところブログでの話題が少なくなっていました。
少し形が見えてきたので、これから進捗に触れていこうかと思います。これは先日触れた模索中のゲームのプロジェクトではなく、ツール系のプロジェクトです。
概要
プラットフォームは、Windows Phone 7を想定しています。しかし、今はまだ「もし認定要件に適合できるならば」という段階です。また、実機がない現状なので、パフォーマンスについても未知数です。
アプリケーションのジャンルは何かといえば、大枠では3Dモデラー(ジオメトリ・モーションほか)ということになるでしょう。どちらかといえば、リアルタイム・キャラクター・アニメーション志向のものです。
名称は未定です。
初期段階の構想
初期段階の構想としては、特別なモデリング手法ではなくポリゴンベースです。端末の性能や、最適化の都合も考えると、ローポリゴン寄りのツールと捉えた方がよいでしょう。また、現状ではカスタムエフェクトが利用できないことから、描画周りの機能は基本的なものに留まります。
初期段階ではできることも限られるので、既製品との勝負は目に見えていることでしょう。しかし、あえてWP7をターゲットに想定しておくことで、どこでもモデリングができるツールにはしたいと思います。きっと他のプラットフォームには、同系統の何かがすでにあるのでしょうが、今は特に比較などはしないでおきましょう。
ツールとしては広い空間とは言えませんが、画面解像度はWP7ローンチ端末の800×480固定です。低解像度機種ではスケーリングされますが、細部が見えないかも知れません。
タッチパネルの操作性の確保についても未知数です。実際のところ、静電容量式のスタイラスペンが必要かも知れませんね。
さらには、ツール系にもかかわらず、使用フレームワークは、Silverlightベースではありません。3Dをできる限り活用したいので、XNA Game Studio 4.0ベースです。現状では、両方の描画を共存させることが許されないので、GUIもXNA Game Studio 4.0を使って処理しています。WP7を想定することから、ネイティブコードやアンセーフコードもありません。
XNAにもかかわらずゲームでないのですが、ゲームのための3Dモデルのことを考えると、3Dモデリング・アニメーション制作環境が気になることも事実です。汎用的なツールとは異なり、いくつかの制約を入れることで簡略化し、まずはコンパクトに形にしようと考えています。
具体的な機能やスクリーンショットなどは、進捗とともに今後明かしていくつもりです。