海外版Windows Phone 7端末を開発に使う (10) 本人確認編その5

2011-08-19追記 「GeoTrustによる所在確認」は、法人のみ必要な手続きに変更されています。

 昨日(2010-12-09)の本人確認編その4の後に、「Congratulations, 名 苗字 of XELF. Welcome to the Windows Phone Marketplace developer program.」という内容のメールが届き、めでたく実機によるデバッグが解禁となりました。
 また、今日(2010-12-10)のTwitterのつぶやきを見てみますと、GeoTrustからメールが来るなど動きのあった方も多いようです。開発に集中できる方も増えそうな気がします。個人的に、本人確認の行程の遅れに関しては、問題が収束に向かっている印象を受けます。
 本人確認のついては、FAQで示される期間を超えても行程が進展せず、状況が不透明なために、不満の声も聞かれました。「海外版Windows Phone 7端末を開発に使う」の「本人確認編」は、改善が完了するまでの参考となればと思います。現在では、マイクロソフトの方からも問題を改善するという発言がありますし、それに期待したいところです。

本人確認に関する感想と意見

 私のオーダーについては、本人確認の行程が一段落しました。これまでに困惑した方々のこともあるので、難点も含めて現状をまとめておきます。ですが、これらは早々に過去の話となることを願っています。

 私が本人確認の行程を経た感想や、耳にした意見をいくつか挙げておきます。これらは本人確認の行程に関する改善の向けての情報です。それ以外の部分を評価したものではありません。

  • 実機デバッグに関しては、GeoTrustによる本人確認は不要ではないか。
  • 一連の行程はそれなりに複雑で手間がかかる。
  • 英語でのチャットやメールでの問い合わせは、日本の開発者としては簡単とは言えない。
  • 次に必要なアクションや遅れについてはメールなどの通知が欲しい。
  • XNAリエーターズクラブからのアカウントの場合、システム上で実際に本人確認が開始される条件が明示的ではない。
  • 支店に割り振られるオーダーは、早期に振り分けできるのではないか。
  • プレミアムメンバーシップ開始から本人確認までの期間は、無料が適切ではないか。
  • 「入力ミス」「不具合」「IDの組合せ」などで進展が阻害されることがある。

 本人確認については改善が必要ですが、「海外版Windows Phone 7端末を開発に使う」では次の話題に触れたい思います。