海外版Windows Phone 7端末を開発に使う (8) 本人確認編その3
2011-08-19追記 | 「GeoTrustによる所在確認」は、法人のみ必要な手続きに変更されています。 |
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GeoTrustによる本人確認の行程ついては、遅れがあるとされていることや疑問点があったため、いくつかのアプローチを行っていました。本質的な進展があったので、進捗状況をまとめました。
App Hubアカウントを新規作成した場合に必要なこと
※XNAクリエーターズクラブのプレミアムメンバーシップからのアカウントの場合はこの手順は該当しません。次の手順に進んでください。
App Hubアカウントを新規作成した場合には、後述のアプリケーションの申請と依頼を行う前に、App Hubの「ダッシュボード」から「アカウントの作成」の各ページの項目を入力し、支払いを済ませてプレミアムメンバーシップとなる必要があります。
※App Hub「アカウントの作成」の入力項目において、住んでいる場所(個人)または会社の所在地(会社)が「日本」にあるならば、「日本」に設定します。
※もし、クレジットカード情報の登録ページで、英語の入力を要求されてしまう場合には、手続きを進めずにサポートに連絡してください。
その後、題名「App Hub の確認の電子メール」のメール受信したら、そのメールのURLをクリックして完了しておく必要があります。次の内容のページが表示されれば、この手順は完了です。
app hub の確認の電子メール
お使いの電子メール アドレスをご確認いただき、ありがとうございます。
お客様のアカウントは、本人確認のためアクティベーション待ちです。処理が完了した時点で発行者 ID をセットアップします。アクティブになったら電子メールでお知らせします。それまでの間は、Windows Phone ダッシュボードまたは Xbox LIVE インディーズ ゲーム ダッシュボードの Xbox LIVE インディーズ ゲームから Windows Phone アプリケーションを申請できます。App Hub にご登録いただきありがとうございました。
これにより、題名「サービスご購入のご確認: App Hub 12ヶ月間のメンバーシップ」のようなメンバーシップ購入に関するメールが、Windows Live IDのメールアドレスに届きます。
GeoTrustによる本人確認のオーダーに必要なこと(XNAクリエーターズクラブからのアカウントの場合限定)
※この行程は、2010-12現在の「App Hubアカウントを新規作成」した場合には当てはまりません。その場合は、この手順は必須ではないので、次の手順に進んで構いません。
- GeoTrustが本人確認の手続きを開始すためには、まずMicrosoftからGeoTrustへオーダーが通知される必要があります。
- MicrosoftからGeoTrustへオーダーが通知されるためには、App Hubのダッシュボードから仮でよいので、Windows Phone 7またはWindows Mobile 6のアプリケーションを申請し、認定を依頼する必要があります。
- 申請で重要なことは、すべてのページを入力して実際に依頼を開始することです。「Windows Phone 7」では「申請をして認定を依頼」を押ししばらくして「テスト進行中」、同様に「Windows Mobile 6」では「認定保留中」を確認できます。仮のアプリケーションについての依頼は、どちらかのプラットフォームで構いません。もしエラーが出る場合は、もう一方の手続きを利用するとよいようです。
- 私はこの手続きを最後まで進めていなかったことが、進展しない原因となっていました。依頼手続きを終えた後に届いたサポートのメールの文面から、進展しない原因が理解できました。
※この行程は、「App Hubアカウントが以前、XNA Creators Clubプレミアムメンバーシップだった場合に、GeoTrustによる本人確認が優先処理されるための行程」との情報があります。
GeoTrustによる本人確認の手続き(特に日本からの場合)
「日本」に設定した「個人」のApp Hubアカウントの場合について説明します。
- GeoTrustにオーダーが届くと、題名「Microsoft Windows Phone Marketplace Account ??? - Action Required」(「???」部分は伏せています)のメール(1)が geotrust.com から、App Hubに設定しているメールアドレスに届きます。
- このメール(1)にあるウェブページを開いて、オーダーについて「承認します」か「承認しません」を選択します。このページは幸いにも日本語表示に対応しています。問題がなければ「承認します」を押します。
- しばらくすると、次のメール(2)が届きます。GeoTrustのチャットにて、この期間を短縮できるかも知れません。
- この段階に来てからGeoTrustのチャットにて、この後の手続きを問い合わせてみたところ、その場でメール(2)を送信してもらえました。
- 題名「Documentation Needed for your Windows Marketplace for Mobile Order ID ???」(「???」部分は伏せています)のメール(2)が cs-orders@geotrust.com から届きます。その内容に従って、必要な情報を送ります。
必要な手続き「レターを送る」
現状、「日本」「個人」設定のApp Hubアカウントのアクティベーション(Microsoft Windows Marketplace for Mobile Publisher ID)のための具体的なGeoTrustによる本人確認で必要な手続き内容は、次のものでした。
指定された書式のレターに情報を書き加え、写真つき身分証明書の写しを貼り、「Signed:」に直筆サインをして、そのレターを指定されたFAX番号にFAXで送るか、そのレターのスキャン画像をEメールに添付して cs-orders@geotrust.com に送ります。レターや写真つき身分証明書の写しは一式をそろえて、1回で送信してください。
写真つき身分証明書
「パスポート」や「運転免許証」など、有効な政府発行の写真つきの身分証明書が利用できます。読めるようにコピーした両面の写しをレターの所定の位置に添付します。別のページに添付する場合は、注意書きに従ってください。
レターの主要な記入欄は次のとおりです。
Print Name: 名 苗字
ID # _____________________________
Expiration Date: _____________
State of Issuance: __________________
Signed: __________________________
Date: _____________
記入欄 | 解説 | 例 |
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Print Name: | ここには本名が記載されています | |
ID # | 写真つき身分証明書の番号 | |
Expiration Date: | 写真つき身分証明書の有効期限 | |
State of Issuance: | 写真つき身分証明書が発行された場所 | Japan |
Signed: | 直筆のサイン。デジタルや印鑑ではない | |
Date: | 記入日 |
レター送信後のGeoTrustの処理は、通常では1〜2営業日とのことです。しかしながら、現状では遅れる恐れがあるため、GeoTrustチャットでの連絡が効果的かも知れません。
問題がある場合
GeoTrustによる本人確認の周りの行程で、何か問題があったり音沙汰がなかったりする場合は、「App Hub」サポートのフォームやGeoTrustチャットに連絡することで一定の効果が期待できるでしょう。ただし、英語でのやりとりとなります。
現在、私の手続きはレターをEメールで送ったところまでです。以上の説明の正確性やその後については、進展次第まとめたいと思います。
参考
App Hubの不具合(2010-11-19時点)についてまとめられたページ | http://blogs.wankuma.com/hatsune/archive/2010/11/19/195049.aspx |
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GeoTrustのオーダー処理用のチャット | https://www.geotrust.com/support/chat/order-processing.html |