Halo: Combat Evolved Anniversary

 「Halo: Combat Evolved Anniversary」は、Xboxで発売されたHaloシリーズの1作目「Halo: Combat Evolved」(Halo1)の10周年を記念したリメイク版です。
 HaloシリーズのプレイはODSTやREACHのみで、原点を未経験でした。

グラフィックス

 「Halo: Combat Evolved Anniversary」では、面白いことに、プレイ中にBackボタンを押すと、当時のオリジナル版グラフィックスと、リメイクできれいになったリマスター版グラフィックスとを、切り替えられるようになっています。ポリゴンの数やテクスチャなど、およそ10年の差はかなりのものです。

 さすがに10年前と思う部分もありますが、Halo初代に基本システムや要素がすでにできており、それが受け継がれてきたと感心させられる部分もあります。振り返っておくにはいい機会だと思います。

キャンペーンモード

 キャンペーンモードは、マスターチーフ(愛称)として、FPS形式の銃撃戦をしつつ、マップを移動しながらストーリー進めていくゲームモードです。この点では、TPSのGears of Warシリーズなどとも大きく違いませんが、いくつかの点では違いも感じられます。
 マップは開けた場所と屋内ともにあります。目的地は明確に示されることは少ないため、道を探すこともしばしば必要になります。

 ゲームの進行は、「チェックポイント」毎に自動保存されます。そのような区切りのタイミングでプレイ中にときどきロードが行われ、ほぼシームレスに進行します。一瞬ひっかかりがあるものの、戦闘中ではないのでプレイに支障はありません。「チェックポイント」と表示されるタイミングは比較的あいまいで、ゲームの進行にときどきリトライできるタイミングを記録するためにチェックポイントが仕込まれている印象です。
 何となく難易度ノーマルでプレイ開始したのですが、ときには一撃必殺の近接武器を持った敵もいるなど、しっかりとした立ち回りの必要性を感じました。難所では、リトライを繰り返す羽目になってしまうこともあります。しかし、本作では失敗した場合、ロード待ちなしですぐにチェックポイントから再開できるので、スムーズにプレイを続けることができます。

AIのふるまい

 雑魚の敵には愛嬌があったり、こちらに気づかず寝ていたりするなど、Haloらしい個性が出ているところもあります。
 また、車両や仲間の兵士が登場する場面もあります。車両の運転時、仲間の兵士が歩み寄って同乗し、近くの敵に向けて銃を撃ってくれます。仲間の兵士や敵は、車両に当たりそうになると必死に避けたりもします。仲間の兵士を轢いてしまわないように注意を払いたくなりますね。細かい部分ですが、ちょっとした自律的な挙動は見ていて楽しいものです。

Kinectセンサー

 また、Xbox LIVEのタイトルアップデートで利用可能になるKinectセンサーの機能では、「解析」「センサー」といった声に反応して、「ライブラリー」に敵などの詳細情報を集めることができます。Halo:CEAの追加要素の1つですね。