海外版Windows Phone 7端末を開発に使う (7) USB接続編

※「Windows Phone 7端末でのデバッグに必要なこと」と「Windows Phone Marketplaceへのリリースに必要なこと」については、確認が進展中ですので、まとまり次第進めます。GeoTrust関連の残るアプローチについては、まだ進展がありません。そこで、USB接続編を進めます。

USBケーブルで接続する

 Window Phone 7端末でデバッグする際には、(WiFiなどではなく)USBで接続することが条件です。Window Phone 7端末とWindows PCをUSB接続して、現状で可能な動作確認をしておきます。残念ながら、GeoTrustによる本人確認が済まないと、Window Phone 7端末でのデバッグは可能にはなりません。それでもUSB接続をして、Window Phone 7端末がPCから正しく認識され動作するか、確認しておくことができます。

※ここでは、すでにWindows Phone Developer Toolsが動作するインストール済みのWindows PCがあるものとします。

Window Phone 7端末とWindows PCをUSB接続する

 Window Phone 7端末に付属しているUSBケーブルで、Windows PCにWindow Phone 7端末を接続します。

バイスが認識される

 プラグ & プレイによっていくつかのデバイスが認識され、デバイス用のインストールが可能になるようです。以下のスクリーンショットのような画面が表示されます。うまくデバイス用のインストールが完了できたら、必要に応じて再起動します。

続いて、Zune Softwareをインストールします。


「GET SOFTWARE」を押す

自動的にウェブページ( http://www.zune.net/en-US/products/software/download/default.htm )が開くことと思います。このページやWindows Updateなどを通じて、Zune Softwareをダウンロードして、インストールを開始します。この時点ではバージョンは4.7でした。

ここでWindows Phone 7端末などZune関連デバイスを外しておきます。

エラーの例: おそらく空き容量が不足したため

エラー例: XP (SP2)設定では、XP (SP3)への更新を要求される。関連: http://support.microsoft.com/kb/2443618

インストールできました

Windows Phone 7端末をUSB接続します。「Windowsスタート」メニューから→「Zune」→「Zune」を起動します。START(開始)やSETTINGS(設定)

Windows Phone 7端末の呼称を設定する

これで、音楽や画像の同期ができる

Windows Phone Developer Registration」の動作確認

 続いて、「Windows Phone Developer Registration」の動作確認です。

 GeoTrustによる本人確認が完了するまでは、開発用デバイスとして、Windows Phone 7端末を登録できませんが、ここでは、現在の動作を確認しておきます。

Windows Phone 7端末をUSB接続しておき、「Status:」が「Phone ready.〜」となっていることを確認して、「Windows Phone Developer Tools」の「Windows Phone Developer Registration」を起動します。
App Hubアカウントに対応するWindows Live IDとパスワードを入力します。
登録できない場合のエラー例です。GeoTrustによる本人確認が完了していないときに「Status:」は、「
Marketplace registration incomplete.
Please return to the develiper portal for
more information.
(ErrorCode:0x80043009)
」となります。
※画像ではWindows Live IDとパスワードは消去してあります。

 以上の確認が取れれば、GeoTrustによる本人確認の完了後に、上記の登録操作を行うことで、「Windows Phone Developer Tools」などで、「Windows Phone 7端末」を使ったデバッグが開始できるようになるものと思います。