「小さくまとまるな! GD PD 〜構想10年、制作3年 サイバーコネクトツー流 NDSビッグタイトルのつくりかた〜」中継視聴メモ

Solatorobo」の紹介

  • 構想10年 1998〜2008
  • 制作3年 2008〜2010
  • モーションイラストデモ
    • 原画+ローポリゴンに貼りつけ
  • パースマップ
    • 原画+ローポリゴンに貼りつけ
    • 嘘パース。奥が小さい

処女作「テイルコンチェルト」

  • PS/1998-04発売
  • フルポリゴンによるアクションゲーム
  • バンダイナムコ予想: 初回15万本 最終30万本
  • 実売: 9.7万本(利益は出たが)
  • 1999年バンダイナムコへ「テイルコンチェルト2」企画持ち込み→×
  • 2000年リトライ→×
  • 社外: ファンからの熱烈な声
  • 社内: 作りたいゲームランキング1位 (2003/2004年) in 社内アイデアコンペ

「テイルコンチェルト」が売れなかった理由を分析

  • 対象年齢が低く、奥が浅そう→シナリオと世界観を深く掘り下げ、中高生以上に向けて各媒体で展開
  • 見た目に反して操作がむずかしい→複雑な操作がいらないシンプルアクション
  • 犬・猫の擬人化とロボがニッチすぎ→だが”ここ”はゆずれない!

構想と同時に行なったこと

  • '00年、'02年、'04年と定期的に「テイル」HPをリニューアル→過去の作品として埋もれさせない
  • 2004年「防災キャラクターまもるくん」総合デザイン→「テイルコンチェルト」の世界観を広げる
  • 2004年「リトルテイルブロンクス構想」発案→「2」でなくてもこの世界観を活かせる
  • 完全新企画として再出発
  • 作戦1: 同時期にパブリッシャー「A社」「B社」「C社」に企画売り込み
  • 作戦2: 企画書とは別に2種類の「設定資料」を作成して提出(A3サイズ)
    • 企画書: 10ページ程度
    • 設定資料: 5段階の設定レベルのうち、最大の5(非公開)まで載っている
  • 作戦3: 2007年夏 契約前にもかかわらず「週刊ファミ通」に求人広告掲載
  • 作戦の結果…本開発スタート
  • 3年の開発期間の予定
  • 作戦1: 小人数での長期間開発
  • 作戦2: 著名なクリエイター陣を起用し商品力を高める
  • 作戦3: 定期的にモニター会を実施しゲーム内容を調整
  • 作戦α: 開発中にDSiが発売されたためまったく予定外のDSiカメラを使った仕様を追加

まとめ

  • すべてを紹介した今となっては、これらの作戦は特別なものではないはず
  • 覚悟と作戦が必要です