コードネーム「Sphynx」 / シュミレーションの一時停止表現

先日のWorldSimulator.Updateメソッドに経過時間0では狙い通りにできなかったことについての対策です。
現在は次のようにすることで状況が改善しています。

 編集モードにおける一時停止の状態を作り出すために、再生・一時停止の切り替えに伴って、WorldSimulatorクラスの「BodyList」「ControllerList」「JointList」「SpringList」の各要素のEnabledプロパティを一斉に操作することで実現しています。また、WorldSimulator.Updateメソッドは常に時間が進んでいるものとして呼び出します。
 これで、選択操作のときのカーソル位置の物体を調べる動作にも問題はありません。一時停止中はすべてのもののEnabledプロパティがfalseなので、衝突応答はおきません。
 一時停止中に衝突を利用した編集機能が必要なときには、さらなる対応が必要になるでしょう。
 なお、GeomクラスにEnabledプロパティがないので「GeomList」に対しては操作していません。また、衝突によって変化する「ArbiterList」も操作していません。

※この時点のSphynxでは、ControllerListは未使用です。