Fable III

 Fable III(フェイブルIII)にして、初めてこのシリーズを遊びました。

 Fable IIIは、ヨーロッパ風の「アルビオン」で、英雄の息子(王子)または娘(姫)としてプレイするRPGです。しかし、ただのファンタジーRPGではなく、「不動産」「人々との交流」「結婚」「家族」といった要素が特徴的です。私にとって目新しかった部分を中心に紹介したいと思います。

不動産

 少しゲームを進めると、家や店を購入できるようになります。これにより、賃貸するなどして定期的にゴールドを稼ぐことができます。戦闘による直接的な戦利品といった形ではなく、不動産を管理することで、クエストを進めているうちに、ゴールドが溜まっていきます。RPGでよく見られる「主人公は冒険者」とは異なる点です。

交流

 人々とは様々な仕草を使って、個々に仲良くなることができます。さらには「結婚」「家族」まで可能です。

 街たるもの、多くの住人がいて、家や店舗が軒を連ねることは自然ですが、普通のRPGでは冗長にもなります。しかし、Fable IIIでは、交流や不動産などがあることで、雰囲気作りや語り部に留まらない違う意味が与えられ、別の視点で街を見られるようになっています。

戦闘

 スペル、武器「ソード」「ハンマー」「銃」「長銃」があります。「スペル」「接近攻撃」「遠隔攻撃」の3ボタンを使ったアクションによる戦闘です。ブロックや前転などもあります。ヒットポイントの概念もありますが、数字やゲージのようなはっきりした形ではなく、ダメージを受けると画面上の変化で知らせるタイプです。戦闘はそれほど複雑なものではありませんが、敵の数が多い場面ではスリリングです。

 道中には宝と採掘でゴールドやアイテムを入手することがあります。一緒にいる犬が場所を教えてくれるので、自然に無理なく探せていい感じです。

コスチューム

 着替えができ、染料による色のカスタマイズも可能です。人々は身なりに対しても反応してくれます。ストーリーと絡めている場合もあります。

聖なる間

 「聖なる間」は、どこにいてもSTARTボタンを押すことで移動でき、再び元の場所や別の場所へ移動することができる場所です。「聖なる間」には、武器やコスチュームの交換、実績やトロフィーの確認など、他のゲームならメニューで操作するような機能がそろった便利な空間になっています。「聖なる間」と現在地との切り替えはスムーズなので、ストレスなくゲームを進めることができます。

エストとワールドマップ

 メインストーリーに関わるものや、街の人との交流で受けられる簡単なクエストなど、同時にいくつも進行できるようになっています。簡単なクエストはお使いクエストであり、行き来が多くなりますが、「聖なる間」の「ワールドマップ」を利用してショートカットできるようになっています。また、クエストリストから、現在のクエストを設定できます。通常の移動中には、現在のクエストの目標があれば、ルートマーカー(光の筋)が表示され、これに従って移動することで目的地にたどり着くことができます。基本的に、迷子になることはありません。
 「ワールドマップ」では、不動産の管理や、クエストを見つることもできます。

成長

 「ギルドの紋章」を集め、「統治の道」でアビリティやアップグレードに交換することができます。「ギルドの紋章」は「クエスト」「戦闘」「交流」などで手に入ります。簡単にいえば「ギルドの紋章」が経験値の役割を果たしています。

手をつなぐ

 手をつないで人を連れて行くことができます。手をつなぐといえばICOが思い当たりますが、以前にICOに刺激を受けたと明かしています。手をつなぐ動作をうまく活用して、様々な意味合いで使われています。メインストーリー中にも登場するので、確かめてみてください。
参考: http://www.famitsu.com/game/news/1232083_1124.html