XNA Game Studio Exrpess 1.0 Refresh

 リリースされたとのことで、入れてみました。どうやら1.1ではなく1.0 Refreshとなったようです。

  • ビルド更新時の無駄な動作が修正され、更新のみのビルドが高速になっています。

配布パッケージファイルのパック・アンパック機能

パック方法
  • Visual C# 2005 Express
    • ソリューション エクスプローラ
      • プロジェクトの名前の上で
        • コンテキストメニュー(右クリック)
          • 「Package as XNA Creators Club Game」を選択する
              • 配布ファイル群が圧縮され、.ccgameなる拡張子のファイルができる
アンパック方法(Windows
  1. XNA GSEのある環境で.ccgameファイルを開く
  2. XNA Game Studio Expres Package Utility」というダイアログで
  3. パッケージ内容のタイトルとプラットフォームが示される
  4. Unpackボタンを押す
  5. ファイル群がフォルダ構成を保って展開される
  6. 展開先のフォルダが表示される
  7. 展開された対象の実行ファイルを開くことでプレイを開始できる
パックの補足

ビットマップフォント機能

 望まれていた文字描画を簡単にするためのソリューションが追加されました。Content Pipelineで実現されています。
 プロジェクトに新しい項目の追加で「Sprite Font」を選んで追加します。XML形式の拡張子.spritefontでWindowsのフォントからのビットマップ生成の設定をします。
実際のランタイム用のコードがどのようになるのか簡単に試してみました。(C#コード抜粋)

	public class FontSampleGame : Microsoft.Xna.Framework.Game {
		//...
		SpriteBatch sprites;
		SpriteFont font;
		//...
		protected override void Initialize() {
			sprites = new SpriteBatch(graphics.GraphicsDevice);
			font = content.Load<SpriteFont>("content/font/Sample");
			base.Initialize();
		}
		//...
		protected override void Draw(GameTime gameTime) {
			graphics.GraphicsDevice.Clear(Color.CornflowerBlue);
			sprites.Begin(/*...*/);
			sprites.DrawString(font, "Sample\nDrawing Text", Vector2.Zero, Color.White); // \nで改行可能
			sprites.End();
			base.Draw(gameTime);
		}
	}

※フォントに含んでいない文字にはArgumentExceptionが発生します。
※なお、ヘルプの「How to: Draw Text」によりフォーマルな例があります。

ほか追加されたと思しきもの(一部)

  • VectorConverter.TryGetSurfaceFormat