ClickOnce発行の設定方法

 Visual Studio 2005 Expressで「発行」が利用できることについてのメモです。

発行場所

プロバイダのウェブでよくあるftpを利用してアップロードする場合を取り上げます。認証が必要となりますが、認証をURLに記述する方法が使えます。パスワードがVS上でマスクされないのが弱みではあります。

ftp://(id):(password)@(domain)/(public_html)/(path)/
(id)
ftpのアカウントID
(password)
ftpのパスワード
(domain)
ftpドメイン
(public_html)
ウェブ公開するファイルを配置すべきパス
(path)
URLパス

インストールのURL

http://(domain)/(path)/

 公開されるファイルが閲覧できるURLを記述します。

.htaccess」でMIMEタイプを設定する

 ClickOnceの起動には、 .application / .manifest / .deploy の拡張子が使われているので、これらを正しいMIMEタイプで認識させる必要があります。
 .htaccessのAddTypeでMIMEタイプを指定できるウェブサーバの場合は、次の内容をテキスト形式でftp://(id):(password)@(domain)/(public_html)/.htaccessなどへ配置する必要があります。

AddType application/x-ms-application .application
AddType application/x-ms-application .manifest
AddType application/octet-stream .deploy

 なお、ウェブからの起動のためのファイルとなる.applicationはXML形式であるため、正しく設定されていない場合には、ウェブブラウザはXMLをそのまま表示したりします。

注意点
  • 利用するウェブサーバが「.htaccess」とAddTypeを設定できるとされているか確認してください。申請を受け付けるとしている場合もあります。
  • Windowsでは「.htaccess」というファイル名は扱いづらいので、別のファイル名で作業しアップロード時かアップロード後に改名するのがよいでしょう。