Mass Effect 2

 Mass Effect 2 (Xbox 360用)は、SFの世界が舞台のゲームです。戦闘シーンなどは、TPS(三人称視点のシューティング)形式ですが、ジャンルとしてはRPGです。

 宇宙船「ノルマンディー」に乗り、ギャラクシーマップ上で目的地へ移動します。宇宙船内や街などでは、TPS形式でキャラクターを操作します。戦闘中は、本格的なTPSです。
 一方でRPG的要素として、「会話シーン」「買い物」「キャラクターのクラス」「スキルの習得」などがあります。

主人公キャラクター「シェパード」

 ジョン・シェパード(男)またはジェーン・シェパード(女)でプレイすることになります。「シェパード」は固定ですが、名前は変更できます。

 特に、顔立ちに関して細かくメーキングできます。オフラインのみのゲームですが、オンラインゲームのような個性を持ったキャラクターでプレイできます。

クラス

 キャラクターには「ソルジャー」「アデプト」「エンジニア」「インフォルトレーター」「ヴァンガード」「センチネル」のクラスがあります。主人公についても選ぶことができます。

戦闘シーン

 戦闘はTPS形式で、リアルタイムのアクションです。基本的に「障害物に隠れて撃つ」「連続ダメージで失敗」というように、よく見られるシステムです。部隊へスキル使用を指示することも可能です。

 リアルタイムとはいえ、オフラインのゲームということもあり、武器やスキルの選択では一時停止があります。落ち着いて攻略することも可能です。難易度も変更できます。

会話シーン

 顔のクローズアップが中心となり、英語音声と演技ついた映像作品のような会話シーンがあります。選択肢を選んで、発言内容を決めます。その決定は、後の展開に影響するようです。

 注意点としては、Mass Effect 2の日本語へのローカライズが、吹き替えではなく字幕となっていることです。セリフなどに合わせリアルタイムに字幕が進む部分も多いようです。

選択肢

 選択肢は円の周りに並び、スティックを倒して決定ボタンを押すようになっています。数個の項目があっても、選ぶ手間はほとんど変わないので、この操作はスムーズです。項目の配置には、左側は話を続け、右側は打ち切るといったように、傾向があるようです。

介入システム

 会話では、ときどき表示されるボタンを入力することで、行動を起こすことも可能です。会話における簡単なQTEと言えるかもしれません。

ストーリー進行

 会話での自由度がありながらも、実のところメインストーリーに沿って進むらしく、ストーリーを進める上で、特に難しいことはないようです。「アサインメント」(サブクエスト)でじっくり寄り道しながら遊ぶこともできます。

移動

 TPS形式のマップ内ではドアを開けながら、シームレスで進みます。別のマップへ移る場合にはロードがあり、このロードは少々長い印象です。しかし、そのロード画面では、移動の様子が図示されていて、細かい作りとなっています。
 プレイした範囲では、なぜか障害物に乗り上げてスタックする(小さな場所にはまって移動できない)ことがありました。これについては、任意のセーブと自動セーブが利用できるので、あまり大きな問題ではなさそうです。

全体的には

 序盤プレイの印象ですが、全体的に見れば、写実的なグラフィックスや本格的なTPSなど、よくできています。話し方や外見に違いのある異星人も多く登場するので、特にSFとTPSが好きな方に良さそうだという印象を持ちました。SFの部分は、「スタートレック」などが指標になりそうです。