ムペンバ効果(Mpemba Effect)

 NHKためしてガッテンでとりあげられたムペンバ効果(Mpemba Effect)は興味深いですね。
 水を冷やして凍らせるときに、水よりも熱い湯の方が早く凍るというものです。未解明なんだそうな。(どのような点で未解明なのかは知りませんが)

想像してみる

 ゆっくり零下まで冷やした水が衝撃で凍る過冷却に関連して、「水分子が固体として結合する位置・姿勢にとらわれ」て凍るためにはちょっと乗り越えなければならない反発のようなものがあって、熱や振動で暴れるように運動する液体状態の水分子が、反発の障害(着陸失敗)を乗り越えて安定状態になる(凍る)という現象が、高温の方が効率が良く、試行錯誤するように繰り返されるので、そのような(湯の方が早く凍る)効果があるのかと想像してみました。現実はどうなんでしょうね。

 あるいは、湯の水分子は軟着陸というより、すでに凍っている氷に衝突して、運動エネルギーを失って一気に氷結し、氷が受け止めた運動エネルギーは周囲へ拡散して、全体的には凍る現象が速やかに進むという方がいいのでしょうか。